常設展

自然ゾーン

浜松には、山から海まで多様な生態系があり、
そこにはたくさんの生き物が棲んでいます。
自然をマクロからミクロまで様々なスケールで切り取り、
なぜそんな姿をしているのか考えてみましょう。

自然ゾーンの展示

館内設備・案内について

フロアマップ

1浜松のすがた

  • 見る
  • 触る

大昔の浜松はどんな形?
どんな生き物が生息していたの?

浜松の成り立ちをジオラマへの映像演出で解説します。約10万年前の浜名湖は、なんと海の底!海岸には、ナウマンゾウが生息していました。その後、気候変動で海面が上がったり下がったり、天竜川による土砂移動などで現在の浜松が形作られました。また、生息する動物も入れ替わり、私たちヒトも定住し始めました。遠い昔に思いをはせてみましょう。

2アクティブ・リサーチ・デスク

  • 見る

生き物をじっくり見てみよう
新しい発見が見つかるかも!?

昆虫や魚、植物、岩石の標本を、じっくり観察してみましょう。生き物や岩石は、長い時間をかけて現在の形になりました。その中には、たくさんの洗練されたデザインが隠れています。足はどこから生えているの?花びらは何枚?吸盤みたいな口?表面がキラキラしてる?これまで気が付かなかった驚きが見つかるかもしれません。

3デジタルスコープで見る

  • 見る

100倍に拡大観察!

この展示では、デジタルスコープで昆虫や魚、植物、岩石の標本や、自然観察園やサイエンス農園など野外で採集した動植物を拡大できます。デジタルスコープの一番のメリットは、上下左右、どこからでも観察できること!顕微鏡ではなかなか見ることがない昆虫の横顔や、魚のおなか、花が開く角度などなど、新しい方向から注目すると、初めての発見があるかもしれません。

4顕微鏡で見る

  • 見る

1,000倍に超拡大観察!

昆虫や魚、植物、岩石のプラスチック標本をメディアテーブルにセットすると、観察スタート!テーブルに拡大された光学顕微鏡画像が映し出されます。画像を拡大・縮小して、チョウの鱗粉(りんぷん)や、魚の歯の形、植物の気孔、岩石の結晶など微細な構造を、周りの人と一緒に見てみましょう。他の人とディスカッションすることで、自分では気が付かなかった新発見があるかもしれません。

5でんけんラボ

  • 見る
  • 触る
  • 話す

10,000倍に超超拡大観察!

私たちの目で観察できる生き物たちの情報は、とても限られ、光学顕微鏡を使っても、残念ながら限界があります。その壁を超えるのが、電子顕微鏡です!光ではなく、電子線で見る超ミクロワールドには、大きな感動が待っていることでしょう。浜松で生まれた新技術「ナノスーツ法」を利用することで、「生きた」動植物を観察することが可能です。※電子顕微鏡は、ワークショップで利用することができます。

6いきものの色覚

  • 見る

イヌの目、ネコの目、チョウの目

私たち人間の視覚は、光の三原色(赤色、緑色、青色)を感知して物を認識します。しかし、感知する光の色(波長)は、生き物によって異なります。例えば、イヌやネコは赤色が感知できないため物が青色や黄色に見えています。チョウやハチは紫外線を感知します。展示では、標本を様々な生き物の眼をとおして観察します。なぜこのような能力を手にしたのでしょう?体験をとおして、進化の不思議に思いをはせてみましょう。

7センサーでとらえる世界

  • 見る

暗闇でも見える、ヘビの目

生き物たちが寝静まる夜。夜行性のヘビたちの活動が始まります。辺りは光がなく真っ暗闇。ヘビは人間には見えない波長:赤外線(熱)を頼りに獲物を探します。顔にあるピット器官というセンサーで、赤外線を感知します。展示では、赤外線センサーで自分の顔や手などを観察できます。ヘビになったつもりになって、彼らがどんな世界を見ているのか体験しましょう。

8はままつ環境ウォール

  • 見る

浜松の自然を見てみよう

浜松は、標高2000m以上の南アルプスの裾野、三方原台地、浜名湖、中田島砂丘、そして山と海をつなぐ天竜川など、多種多様な生態系がギュッと詰まった、とても魅力的な地域です。それぞれの生態系には、その場所に適応した特有の動植物たちが生息し、豊富な生物多様性が保たれています。展示では、浜松を象徴する自然環境を、映像演出をとおして体感できます。

9リアルタイム地震

  • 見る

どこで地震が起きているの?
地震の仕組みを学んで、備えよう

日本では地震が起こらない日はありません。日々どこかで岩盤が動き、地面が揺れています。展示では、日本国内で発生する地震をリアルタイムで表示します。どのような場所で地震が起こりやすいのでしょうか? そして、浜松へ大きな影響を与えると考えられる南海トラフ地震は、どのような仕組みで起こるのでしょうか? 地震が発生する原理を理解して、将来に備えましょう。

10アースモニター

  • 見る

浜松から地球を、地球から浜松を見てみよう

浜松で養殖されるニホンウナギ、冬に吹き付けるからっ風、頻繁に起こる地震。浜松には特有の動植物、気候、地形があります。これらの特徴の形成には、地球規模の科学現象が大きくかかわっています。世界をめぐる海流、大気、そして折り重なる地殻プレート。はるか昔から現代まで続くこれらの作用が、かけがえのない日本、そして浜松を生み出しました。

11コレクションウォール

  • 見る
  • 触る

自然のお宝がいっぱい!

浜松やその周辺の昆虫、植物、岩石などの標本を展示しています。標本は色や形の観察に用いられたり、その場所・時に存在したという証拠になる「お宝」です。きっと、「浜松にはこんな生き物がいるんだ!」という驚きが待っていますよ。また、ワークショップに参加して、浜松科学館のコレクションを追加していきましょう。来館した際は、「何か標本が増えたかな?」とチェックしてみてください。

12バイオミメティクス

  • 見る
  • 触る

私たちの生活で活かされている生き物たち

生き物たちは、長い年月の中で進化し、少しずつ姿かたちを変化させてきました。つまり、生き物の体には厳しい自然環境を生き抜くための工夫が詰まっているのです。展示では、動植物からヒントを得て発明された技術や製品を紹介します。生き物の体には、まだまだたくさんの発見が眠っているはず。科学者になったつもりで、改めて自然を観察してみましょう。