浜松科学館の広報誌「COMPASS」。
第7号の表紙は、常設展力ゾーンにある「アクティブ・パワー・コースター」の解説をするサイエンスチームの”てんちゃん”こと天井さんです。
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ビー玉が坂やカーブなどの様々なコースをころころ転がる装置を、私たちは「ビーコロ」と呼んでいます。この装置では、ビー玉の転がる様子を観察し、力学を体験することができます。春の企画展「ビーコロ展in浜松」では、職員手作りのものをはじめ、バラエティ豊かなビーコロ装置が並びます。
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このビーコロを巨大にしたものが、アクティブ・パワー・コースターです。ボールの転がり方を天井さんが指をさして説明します。
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「私が科学館で行っているサイエンスショーや展示解説、イベント企画等では、特に”実験の中で探求する”ことを大切にしています。最近では、力ゾーンの『電磁誘導テーブル』での実験中にある発見をしました。ふとこのテーブルに硬貨を立てて置いたらどうなるのか?と気になり実験してみました。すると、おもしろい結果が出たんです。」
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「このように、色々と試して比べることで、新しい発見が見えてくることもあります。科学館に来てくれた皆さんにも、ぜひ『こうしたらどうなるかな?』という興味や疑問をもって物事に取り組む楽しさを見つけてもらいたいです。」
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サイエンスショーなどで自分を「実験大好き」と紹介している天井さん。様々な場面で実験を繰り返す日々を過ごしています。
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「実験というと液体を混ぜたりするものを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、日常で気になったことについて、自分で仮説を立てて実際に試してみること、すべてが実験です。『やってみる』ということを、浜松科学館での体験や解説を通して感じてもらえると嬉しいです。」
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みなさんも、実験してみませんか?
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