4月の星空案内(2022)

みなさん、こんにちは。浜松科学館天文チームです。
4月も後半となってしまいましたが、今月の星空案内をお届けします。
どんな星が見えるでしょうか?

4月の星空案内:しし座を見つけてみよう

4月の星空

2022年4月 上旬:21時ごろ 中旬:20時ごろ 下旬:19時ごろ
惑星の位置は中旬ごろを目安にしています

夜のはじめ、西の空に明るい星が多くみられます。冬の星座を作っている星々が西の空に傾いており、見上げずとも自然に目に入ってくる高さにあります。南西の空にギラギラと輝く星を見つけたらシリウス、西の空にオレンジ色の星を見つけたらベテルギウス、と探しましょう。星を探す準備運動ができたら、南の空に白く輝くレグルスを起点に「?」マークの左右裏返した形を作り、しし座を見つけましょう。北東の空には有名な星並び「北斗七星」が見えていますよ。

今月の星座:こじし座

こじし座
【出典】88星座図鑑

ドイツの天文学者ヨハン・ヘベリウスによって作られました。しし座とおおぐま座の間にあり、4等星の暗い星でできているため双眼鏡を使ってやっと見つかる星座です。獅子の頭の上にうずくまるように描かれており、この星座で一番の輝星(3.8等星)にはプラエキプア(Praecipua)という個有名が付けられていたそうです。プラエキプアは“主要なもの”とか“素晴らしいもの”という意味のラテン語ですが、今はあまり使われなくなりました。
(文:浜松科学館 天文チーム)

世界の星空をめぐる旅へ! ~STAR FLIGHT seasonⅡ 開始〜

みなさんは旅先で星空を見ることはありますか?場所が変われば星空の見え方も変わります。当館では2020年6月から2021年6月まで月に1回、大人限定で「STAR FLIGHT」を投影してきました。「STAR FLIGHT」は世界の国を旅して観光スポットやその土地で見える星空を生解説でご紹介する当館オリジナルのプログラムです。おかげさまで多くの方に楽しんでいただきました。
しかし、世界にはまだまだたくさんの国があります。星空があります。

そこで、4月より「STAR FLIGHT seasonⅡ」が始まります!世界の雄大な景色や観光スポットがドームスクリーンいっぱいに広がり、浜松からは見ることができない南半球の星空にも出会えます。
また、ご観覧の際にスタンプパスポートをお渡しして、各回ごとにスタンプを押印。全12回の内、スタンプを6個以上集めていただくと、ちょっとしたプレゼントもご用意しています。そのスタンプですが、各月ごとに違う模様の浜松科学館オリジナルスタンプとなっています。その月にご案内する国をモチーフにしたもので、プラネタリウム投映スタッフがデザインしました。こんなご時世だからこそ、海外旅行気分を味わってみませんか?
みなさまのご搭乗をお待ちしております。

「STAR FLIGHT」スタンプパスポート(スタンプは昨年のもの)

浜松科学館で投映中の番組

星がキラめく街 浜松
星がキラめく街 浜松〜遠州のからっ風ときらきら星〜

その他投映中の番組

  • ハナビリウム
    ハナビリウム
  • キッズプラネタリウム
    こんやのお星さまとおたんじょうびの星座
  • starflight
    STAR FLIGHT seasonⅡ

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